「私は、プログラミング教育よりも「素養」(教養)を涵養するような教育を重視すべきだと考えています。台湾ではこれまで「競争力」を重視するかのような教育が行われてきましたが、現在では「素養」を重視するように教育方針が変わりました。自発的で、ともに助け合い、共通の利益を求めるという3つの要素を重視する教育への転換です。日本の教育政策の方向性は正しいと思いますが、台湾ほどのエネルギーは発していないかもしれません。」(以上、引用)

私が先日のイベント(イノベーション・ガーデン)で質問した内容についての答がまさにこれでした。

「どう勝つか?」

財界主導の教育改革も、海外への活路も、私にはそれしか見えていないように思えます。もちろん、今の教育も、もう随分と賞味期限切れの「科挙一発選抜と正規勝ち組維持路線」を継続している。

「クビに出来ない社員などもう雇えない。だから派遣」とかいう新自由主義的なインフルエンサーがいますが、それには反対しても現行の教育も科挙も保守して守ろうとするのでは、何も変わらないどころか、結局弱者への犠牲、搾取を止められないでしょう。

そんな社会構造から抜け出す流れが、コロナ禍をキッカケに、台湾での教育でもさらに見られるようになったと彼女は語ってくれました。

彼女にはとてもとても追いつけないけど、自分が見てる方向のはるか先に彼女がいる。